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顎関節症 三叉神経痛 大阪

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顎関節症

 お話をしながらや電話をしながらおせんべいをボリボリ食べているところをテレビで見かけることがあります。これは現実にもよく見かける光景ですよね。このような事を行ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?そんなときに、顎関節が痛くなったり、下顎骨周辺がだるくなったり疲れてきたことはないですか?このような症状を経験したことがある方は軽度の顎関節症の可能性があります。

 顎関節症は、このような日常生活のほんの些細なことから発症します。そして、些細な原因によって顎関節症は発症するため、実は顎関節症はそんなに珍しい病気ではないのです。あまり聞きなれない病気ですので少ないと思われている方も多いとは思いますが、軽度の顎関節症を含めると50%以上の方が顎関節症の可能性があると考えられています。顎関節症

 『あごが痛い』、『顎が開かないため話しづらい』、『口が開かないから、食事ができない』、『顎から側頭部にかけて頭痛がする』、『顎関節周辺がしびれる』こんな悩みをもつ方が、20〜40歳代の若い世代で特に女性に増えているようです。これらの症状は、顎関節症の典型的な症状です。

 顎関節症の発症は、『徐々に口が開かなくなる』ようなゆっくりとした変化で発症するタイプや、『朝起きたら突然口が開かなかった』というように急激に発症する顎関節症があります。徐々に口が開かなくなるパターンの場合には、咀嚼筋が関与する1型の顎関節症の場合が多く、『朝起きたら突然口が開かなかった』というような急に発症したような場合には関節円板が関与しているV型の顎関節症の場合であることが多くあります。

 顎関節症の初期は症状が軽く、特に日常生活に不自由を感じないために顎関節症にかかっていることに気付かずに放置されることが多い疾患です。特に、顎関節症の初期は痛みや違和感を感じても一時的で、しばらくすると症状が自然と改善することがほとんどです。その為、しばらく様子を見ようと思ってしまうのです。また、痛みがすぐに消えると痛かったことなど忘れてしまいます。その結果、顎関節症の発見が遅れてしまい症状が悪化してしまいます。

 顎関節症の患者さんが増加している原因は、顎関節の弱体化といわれていますが、当院ではストレス社会と関係していると考えています。ストレスによって、無意識にブラシズムと呼ばれるくいしばりや噛みしめが起こることによって顎関節症が発症していると考えています。実際に、顎関節症が発症してしまった方のほとんどに咀嚼筋を中心とした筋肉に過緊張が認められます。
この咀嚼筋が硬くなった際に、神経の圧迫などを引き起こしてくることがあります。その結果、三叉神経痛などの痛みが起こるようになります。

 顎関節症かな?と思って治療を開始する目安をご紹介いたします。

 顎関節の開け閉めでポキポキなるだけであれば治療を受ける必要がないことがほとんどです。ですが、ポキポキなるだけでなく顎関節周辺に違和感がある方の場合には、症状が徐々に悪化する可能性が60%といわれています。そのような場合には治療を受けることをお勧めします。

 次に、食事の時に顎関節に痛みや違和感が現れる方についてです。この違和感が硬いものを食べた時だけ出てすぐになくなる場合には治療の必要はありません。ですが、違和感が持続したり痛みが食後にも残るようでしたら治療開始をお勧めします。

顎関節症の症状が強く現れたら出来るだけ早く治療を開始することをお勧めします。

 顎関節症のセルフチェック

口が開きにくい感じがする。口が開きにくい感じがするのには2種類のパターンがあります。1つ目は、咀嚼筋の運動障害による顎関節症です。2つ目は、顎関節の内部にある関節円板の障害による問題です。

顎の開閉運動時に顎関節部やこめかみ、耳の周辺で”パキッ”や”カチッ”などのクリック音がする。これは、関節円板の位置異常が起こっている可能性の高い状態で、3型の顎関節症の可能性があります。

口をあけると痛みがある。口をあけた時の痛みは顎関節症の代表的な症状の一つであり、可能性が非常に高いと言えます。

硬いものを食べると顎が痛む、もしくは硬いものを食べることができない。この状態は、物を噛むときに顎関節部に圧力がかかることによって痛みが出ている状態です。この症状も顎関節症の可能性が高い症状の一つです。

噛み合わせがなかなか合わない。噛み合わせがなかなか合わないのは、顎関節の位置異常によって上歯と下歯の位置があっていない可能性があります。このような時に、歯を削って噛み合わせを合わせるのは危険な時があります。ご注意ください。

顎がはずれそうになる、もしくは脱臼しやすい。このような症状は、顎関節内部の問題がある場合に多く認められる症状です。顎関節の脱臼は、口が閉まらないようになることを指します。

朝起きた時に口が開きづらいことがある。この症状は、顎関節症の初期に多い症状です。動かし始めると比較的スムーズに動くのも特徴です。慢性化すると、1日を通して顎が開きにくくなります。

慢性的な首の痛み・だるさがある。1型の顎関節症では、咀嚼筋の問題が周辺の筋肉に悪影響を及ぼし首や肩の痛みを引き起こすことがあります。

夕方になると頭痛がする。顎関節周辺の筋肉が夕方になると疲労がたまり血流の悪化や神経の圧迫を起こしてしまう事があります。このような状態になると頭痛が引き起こされやすく、特に疲労が溜まりやすい夕方に発症することが多くあります。しかし慢性化すると夕方の頭痛だけでなく、1日を通して頭痛が起こるようになります。

10顔にシビレやツッパリ感がある。顔の筋肉は表情筋といわれる筋肉で、咀嚼筋の影響で表情筋に問題が波及すると皮膚を引っ張るようになります。そうすると皮膚の動きが制限され、顔にシビレやツッパリ感が現れます。また、頬骨周辺に痛みが現れる事もあります。

11朝起きた時に顎が痛む。朝起きた時の顎の痛みで顎関節症が発症する方も多くいらっしゃいます。この場合には、1型の筋肉性の顎関節症の可能性があります。

12.一度顎を大きく開けてみてください。この時に、口が左右対称に開いていますか?開いていない場合には、左右の咀嚼筋の筋力バランスの問題による顎関節症の可能性があります。

 いかがでしたか?上記のチェックリストで当てはまる項目が2つ以上ある場合には、顎関節症の治療を開始する事をお勧めします。特に、顎関節部に痛みがある場合や顎関節の動きに異常が出ている場合には早期の治療開始をお勧めします。

 顎関節症の定義

「顎関節や咀嚼筋の疼痛、関節(雑)音、開口障害ないし顎運動異常を主要症候とする慢性疾患群の総括的診断名であり、その病態には咀嚼筋障害、関節包・靱帯障害、関節円板障害、変形性関節症などが含まれている」(日本顎関節症学会:顎関節症の定義)

 わかりやすく表現すると、顎関節を構成する組織や開口・閉口運動で使われる筋肉である咀嚼筋の外側翼突筋・内側翼突筋・咬筋・側頭筋の4つのいずれかの筋肉の痛み(疼痛)、パキパキやグチグチなどの顎関節の運動に伴う音(関節雑音)、『口が開けにくい』などの開口障害や口を開ける際や閉める際にまっすぐ動かないなどの運動異常(開口障害・閉口障害)を主要な症状とする顎関節周辺の慢性疾患をまとめて顎関節症と呼びます。つまり顎関節症とは、顎関節自体の変形だけではなく、顎関節周辺の組織の異常を含め顎関節に関連する痛みや運動障害などの問題をすべて含めて”顎関節症”と呼びます。

 その病態には、咀嚼筋障害(T型)顎関節を包む関節包や顎関節を補強する靭帯の障害(U型)関節円板の位置異常や後部線維の弛緩(V型)顎関節自体の変形(W型)があります。各タイプについてわかりやすく記します。

I型顎関節症(咀嚼筋性顎関節症)

咀嚼筋の問題による顎関節症
 T型の顎関節症を引き起こす咀嚼筋とは、咬筋・側頭筋・内側翼突筋・外側翼突筋の4つの筋肉を合わせて咀嚼筋と呼びます。咀嚼筋は、下顎骨の運動、特に物を噛む運動に関わる筋肉のため、噛む動作で痛みが出ます。この筋肉が何らかの問題で障害が引き起こされる顎関節症のタイプがT型です。
 U型の顎関節症以外のタイプはT型の顎関節症が進行して起こっていると考えられます。その為、T型の顎関節症で進行を止める事ができれば、顎関節症の悪化はないと考えています。

T型顎関節症の代表的な症状

○よく寝違いを起こす
○首が動きにくく、常に疲労感がある
○目が充血しやすく疲れやすい
○慢性的に首から肩にかけてコリ感や重だるさを感じている
○耳鳴りやめまいを感じることがある
○耳閉感(耳が詰まった感じ)がする
○後頭部やこめかみに頭痛がある
○頬骨周辺の痛み
○原因不明の鼻詰まりがある
〇話したり、食事で動かしていると顎周辺が疲れてくる

U型顎関節症(外傷性顎関節症)

関節円板・関節包・靭帯などの問題によって起こる顎関節症(外傷性顎関節症)
 U型の顎関節症については、何らかの外力が加わることによって起こる顎関節症で、病態的には捻挫や打撲によって発症します。長時間頬杖をついた状態を続けることによってU型の顎関節症が発症する事もあります。これは、外力が加わり続けることによって顎関節を支えている筋肉や靭帯に損傷が起こり発症するパターンです。スポーツをしていてぶつかった、転んでぶつけたなど急な外傷の場合に発症することもあります。外傷によって起こるので、このパターンの顎関節症は受傷と同時に強い痛みがあらわれます。

U型顎関節症の代表的な症状

○顎関節の運動に痛みが伴う
○顎関節部を触ると痛い

V型顎関節症(顎関節内障)

関節円板の変形や異常が原因(顎関節内障)
 V型の顎関節症は、関節円板の変形や異常が原因となって発症するパターンです。顎関節内の関節円板は前後の連結があまり強くありません。そのため前後に動きやすい構造となっています。特に、関節円板の後部組織は伸びやすい構造となっています。関節円板が口の開け閉めの際に繰り返し前後に動かされているうちに、関節円板の後部組織が伸びてしまい、関節円板が前にずれたまま戻らない状態になってしまいます。この状態を『関節円板前方転位』と呼びます。

 このV型の顎関節症の場合、クリック音を認める事が多くあります。クリック音とは、関節円板がずれた状態で口を開こうとした時に、下顎骨頭が関節円板の下にもぐりこみ、関節円板を上に乗せて前に進みます。この時、下顎骨頭が関節円板の下に強引にもぐりこむ為に、”カクン””コックン””パキッ”といった関節音がなります。この関節音をクリック音といいます。
 
 この状態はT型の顎関節症に次いで多く認められます。

V型顎関節症の代表的な症状

○口を開け閉めしにくいことがある
○口を開け閉めする時に”パキパキ”なることがある
○口を開けるときにまっすぐ開かず、どちらかにゆがむ
○顎関節周辺に引っかかりが起こり口が開かない
○物をかむときに顎関節部(耳の前付近)に痛みがある

W型顎関節症(変形性顎関節症)

変形性顎関節症

 変形性の顎関節症とは、顎関節症が発症して長期間経過した状態の方が多く、顎関節自体が変形してしまっている状態です。そのため、W型の顎関節症は多くが高齢者です。
 症状としては、関節痛・運動制限・運動に伴う捻髪音(クレピタス)などで、捻髪音を除いては特異性はないと言われています。捻髪音は、骨と骨が擦れるような音が鳴ることが特徴的です。

X型顎関節症

その他の顎関節症
 上記の顎関節症の分類に含まれない顎関節症です。この中にはストレスによる顎関節症が含まれます。ストレス性の顎関節症の場合は、ストレスによって噛みしめが起こり、噛みしめによって咀嚼筋の過緊張が起こった結果T型の顎関節症が発症すると考えられます。また、不良姿勢によって顎関節症が発症している方もいらっしゃいます。

 顎関節症のそれぞれのタイプによって症状や予後は異なります。基本的に、発症初期はT型の顎関節症が多く、徐々に進行し悪化しV型やW型になると考えられます。その為、W型の変形性の顎関節症は比較的高齢の方に多い特徴があります。

 当院で行っている顎関節症治療は、T型・U型・V型・X型の顎関節症です。W型の顎関節症の場合手技療法では改善しにくい為、当院の治療対象外となります。

顎関節症の原因

 顎関節症の有病率は、ある調査によると顎関節症による痛みが出ていない潜在患者を含めて小学生で10%以下、中学生で約13%、高校生で約20%、推測では日本の総人口の約30%〜40%であり、そのうち500万人が顎関節症の治療が必要であろうと考えられています。

 以前は、顎関節症の起こる原因は噛み合わせの悪さと考えられてきました。しかし、最近では顎関節症について少しずつ解明され、噛み合わせの悪さだけが顎関節症の原因ではないことがわかってきました。
 ここでは、その具体的な原因を記載します。

ブラキシズム(食いしばり)

 ブラキシズムとは、歯ぎしりやくいしばりのことを言います。歯ぎしりは、歯の表面を研磨してしまい擦り減ってしまうことがあります。強い力のため当然顎関節にかかる負担は大きいものと考えられます。くいしばりは、身体に力を入れる時や何かに集中している時には起こりやすい現象です。その為、1日の中で数回程度であれば全く問題はありません。ですが1日に長時間くいしばりが起こるようであれば顎関節症が発症してしまうことが考えられます。ブラキシズムは顎関節症発症のきっかけとして最も多いと考えられます。

片噛み

 顎関節症の方の中には、食事をするときに片方で噛む癖がある方が多くいらっしゃいます。これは、顎関節症が発症してしまいやすい原因の一つとなります。

 片方で噛むとどちらの顎関節に負担がかかると思いますか?噛んでいる方の顎関節ですか?それとも、反対側の顎関節ですか?噛んでいる方の顎関節に負担がかかると思われる方も多いのではないでしょうか?実際には噛む側と反対側の顎関節に負担がかかります

 噛む側と反対側の顎関節に負担がかかる理由はてこの原理が働くためです。物は奥歯で噛む事がほとんどです。この時、噛んでいるところがてこの原理でいうと支点になります。そして、この支点が噛む側に偏っているので力は反対側にかかるになります。これはシーソーのような感じです。つまり、噛んでいる側の顎関節には広げられるような力がかかり、逆に噛んでいない側の顎関節には圧迫する力が加わることになります。

 このように顎関節にかかる力が不均衡になると、関節の状態が不安定になります。そうすると、噛む側の外側翼突筋が顎関節を安定させるために関節円板を前方に引き出します。その結果、関節円板の厚い後方の線維が引き伸ばされ、前方の関節円板の厚みが増し顎関節が安定します。このようにして、関節円板の厚みを調節して顎関節を安定させようとします。

 このような状態が一時的であれば顎関節には全く問題は起こりません。ですが、片噛みする癖となって毎回このような状態が起こると、関節円板の位置異常が起こってしまいます。 

 また、骨や筋肉は、それぞれの機能に最も適した形に変化します。これはドイツの外科医ユリウス・ウォルフ(1836〜1902年)が提唱した『ウォルフの法則』と呼ばれる法則です。『骨は長期間反復される機能に従って、その機能に最も適した形態に変化する』という法則です。具体的には、筋肉は使えば引きしまり、使わなければ衰えてしまいます。骨も同様で長期間使っている方向に強くなります。逆に使わなければ、骨も弱ってしまいます。

 これを顎関節症に置き換えると、片噛みをする癖がある方は噛む側の咀嚼筋は強くなり、逆の咀嚼筋は弱ってしまいます。また、噛む側の骨は強くなり、逆の骨は弱くなってしまいます。その結果、下顎骨の左右バランスが崩れてしまい下顎骨に変形が起こります。このような状態になると噛まない側の関節円板が破壊され顎関節症が発症してしまうことになります。

歯科治療

 顎関節周辺は相互に関連しています。そのため、噛み合わせの変化は咀嚼筋や顎関節に影響を与えます。また、咀嚼筋の変化は噛み合わせの変化や顎関節の運動の変化を引き起こします。そして顎関節の変形は、咀嚼筋の運動制限や咬合不全を引き起こします。つまり、顎関節を構成している要素のどれか一つに問題が起こっただけでも顎関節症は発症しやすい状態になるということになります。そのため、歯科治療によって抜歯をしたまま放置しているような状態は顎関節症を引き起こしてしまう可能性が高まります。

 顎関節症は、仕事が忙しい、ハイストレスな環境の方に特に発症しやすい傾向があります。ひとつの原因は、ブラキシズムと呼ばれる噛みしめの行動によっておこります。そして、片方で噛む癖も顎関節症発症の原因となります。片方で噛む癖ができる原因に、忙しさのあまりに歯科治療を途中でやめてしまっているということもあります。特に、虫歯の治療中に治療を受けることができなくなったり抜歯をした状態で歯を入れずに放置すると危険です。

 また、ブラキシズムが原因で発症している顎関節症に対してマウスピースを作成するような間違った対処も歯科治療による顎関節症の悪化につながります。

親知らず

親知らずとは、第3大臼歯の事を言います。親知らずという名前が付いた理由は、親知らずが生える年齢の頃には子供は親元を離れるため、親が歯の生え始めを知ることはないという理由といわれています。親知らずは、まっすぐ生えてくると問題はないのですが、斜めに生えてきたり前に生えてきたりすると、他の歯との位置関係がくるってしまい噛み合わせが悪くなってしまうことがあります。このような状態が長期間継続する事によって顎関節症が発症する事もあります。

 それでは、親知らずが生えてきたらすぐ抜いたほうがいいの?という疑問をお持ちになる方もいらっしゃると思います。これは、間違いです。噛み合わせに問題がない場合には親知らずがあっても全く問題はありません。そのため、親知らずを抜く必要はありません。親知らずは、歯の中でも大きな歯です。親知らずに問題が起こった時、抜歯するのには大きな力が必要となります。この強い力によって顎関節症が発症していることが多いのも事実です。このように考えても親知らずの抜歯は、何か問題がある場合のみと考えた方がいいでしょう。

 また、親知らずに問題が起こって抜歯する場合にも信頼のおける歯科医をお選びください。無理な抜歯などによって、顎関節症を発症させている歯科医もいます。ご注意ください。

かみ合わせ

 顎関節は、物を噛んだり話したりする時の動きに関与しています。そのため、硬いものを物を噛んだり長時間話をしたりすると顎に重だるさを感じることがあります。

 かみ合わせが悪い方に顎関節症が多いことから噛み合わせが悪い方に顎関節症が発症すると考える方もいらっしゃるようです。そして、そのかみ合わせを改善することによって顎関節症は改善すると考え歯列矯正などを受けている方も多くいらっしゃいます。ですが、これだけで顎関節症が改善するということは考えにくいのが現実です。

 実際に、噛み合わせが悪いというのはよくありません。ですが、このかみ合わせの悪さは咀嚼筋を中心とした筋力の低下によって起こっていることも多くあります。そのため、歯科での歯列矯正を行っても筋力が弱いためにすぐに噛み合わせが悪くなっている方も多くいらっしゃいます。このように考えると、噛み合わせが悪くなる=筋力が弱いということもできます。

かみ合わせ=顎関節症と単純に考える事はできません。

背骨の歪み

 背骨が歪むと一番上位にある首に最も強くゆがみが発生します。その結果、首の筋肉が硬くなってしまい顎関節の動きを制限し、そこから顎関節症が発症する可能性があります。

 本来人間の体は、少しの筋肉で身体を支えることができるように作られています。ですが、身体にゆがみが発生すると姿勢を維持するだけでも様々な筋肉の力が必要になります。つまり、身体にゆがみがあると”立っている”、”座っている”だけでも身体のバランスを保つために様々な筋肉を使って姿勢を維持するようになり、身体がだるくなったり疲れたりすることになります。このような状態が、長期間続くと背骨やそれを支えている筋肉、足や手、内臓の働きにも影響が現れるようになります。

 身体のゆがみは足から起こることが多く、足の重心位置の異常によって骨盤のゆがみが起こり、骨盤の歪みによって背骨の歪みが起こります。最終的に、一番上位にある首に最も強くゆがみが起こりますそうすると、首の筋肉が硬くなってしまい顎関節の動きを制限します。さらに頭蓋骨にもゆがみが起こり顎関節症が発症します。

 骨盤にある仙腸関節は頭蓋骨と連動して動く為、仙腸関節にゆがみが起こると頭蓋骨にもゆがみが起こります。たとえば、骨盤が歪んでいる場合にはウエストラインの高い方に首が傾く傾向があります。その結果、傾いている側の首の筋肉は過緊張を起こしてしまい、咀嚼筋も連動して硬くなります。そうすると、顎関節の位置も変位し顎関節症が発症するリスクが高まります。

 このように考えると、顎関節症の発症に全身のゆがみが影響していることがご理解いただけると思います。また身体の歪みによって、首に傾きが起こり、その結果が噛みしめといった状態であるため、噛みしめを改善するためには全身の骨格バランスを改善しなければいけないということになります。

顎関節症の治療法

鍼灸治療顎関節症の治療法は大きく分けて3種類があります。
 1.観血療法(手術)
 2.物理療法
 3.精神療法

上記の治療法の中でも、当院で行っている顎関節症に対する治療法は物理療法と精神療法です。

物理療法として東洋医学的鍼灸治療・整体療法・運動療法、精神療法として認知療法を行っております。

以下ではそれぞれの治療法を大まかにご紹介いたします。

1.顎関節症の観血的療法(手術療法)
 顎関節の変形が強い場合や顎関節脱臼を繰り返すような重度な顎関節症には手術療法が最適な方法となります。全顎関節症の3%前後が手術の適応となります。

 観血的療法は、保存療法とは異なり外部から直接顎関節を開いて外科的手術を行います。顎関節自体の変形による手術療法の他に、顎関節内症で関節円盤の位置異常(前方転移)などの場合にも関節円盤切除術、関節円板縫縮術などが行われます。
 メリット :W型の顎関節症である、顎関節の変形を改善することができます。
 デメリット:手術後に顔面神経麻痺が起こってしまうことがあります。

2.理学療法(物理療法)
 理学療法は、顎関節症の初期治療として最も重要な保存療法です。理由として顎関節症の理学療法は、歯の高さを削る治療のように成長期から高齢に至るまで直接的に影響する事はありません。ですが、顎関節周辺の筋肉の状態や血液循環の改善、関節可動域の改善によって、顎関節症による痛みの軽減が期待できるためです。また、理学療法は顎関節症の症状を症状を即時に緩和させることがあります。また、的確な運動療法を継続して行うことによって顎関節症の再発を予防することも可能となります。顎関節症の理学療法での最終的な治療のゴール地点は、顎関節症による痛みの軽減と顎関節の運動可動域の増大です。
 顎関節症を疑って”歯科治療”を受けられた方で『噛み合わせが悪い』ということですぐに”歯”を削ってしまう歯科医もいます。このように歯を削ってしまったら、もしミスをしてしまっても歯の咬合高径を永久に失ってしまうことになります。これでは取り返しがつきません。また、このミスによって顎関節症が悪化してしまっている方も多いのが現状です。
 顎関節周囲のマッサージや低周波、レーザー治療、超音波療法、アイシング療法など痛みに対する治療です。それぞれの治療法の特徴を記載します。

マッサージ顎関節周辺の筋肉を緩和させる目的で行います。
   メリット:1型の顎関節症の場合に有効性の高い治療法と考えられます。
  デメリット:ポキポキやガクガクなるような顎関節症の場合には症状の改善が見込めない。

3.運動療法
 顎の動きを改善するための運動矯正と咀嚼筋を中心とした顎関節周囲の筋肉の筋力増強を目的に運動療法を行います。運動法には、口を上下に開ける運動(開閉口運動)と左右に動かす運動(側方運動)、下顎を前に突き出す運動(下顎突き出し運動)があります。

開閉口運動:左右の筋肉を同時に動かす運動です。この運動は、鏡を見ながら行うことが重要です。左右別々で口が開くとこの運動の意味がありません。
 方法:口をゆっくりと大きく開きます。痛みがある場合には、痛みが出るところまで動かします。

側方運動:顎関節周辺の靭帯と顎関節包のストレッチを目的に行います。
 方法:下顎を左右にゆっくりと動かします。

下顎突き出し運動:下顎を前に突き出す運動です。この運動の目的は、関節円盤の位置を正常な位置に戻すことを目的に行います。
 方法:下顎を前に突き出します。この時、口が開かないように気を付けてください。                  ↓
    下顎を突き出したまま口を開くところまで大きく開きます。
          ↓
    下顎を突き出したまま口を閉じます。

 運動療法は、顎関節症のタイプによって行って良い方と悪い方がいらっしゃいます。運動療法を行う場合には、顎関節症の専門家に相談するようにしましょう。
 当院でも、顎関節症の運動療法の指導を行っています。お気軽にご相談ください。

4.スプリント療法
 顎関節症の治療にスプリントと呼ばれるマウスピースのような器具が用いられます。この治療法は、顎関節を安静に保つために使用します。顎関節症の大半が顎関節に何らかの負担が長期間かかることによって発症するため、顎関節の安静を保つことによって顎関節にかかる負担の軽減と咀嚼筋の緩和が期待できます。

 スプリント療法はくいしばりや歯ぎしりの癖がある方にお勧めの治療法ですが、スプリント療法が有効なのはごく軽度な顎関節症であり全顎関節症の20%ぐらいではないかと考えています。理由は、3つあります。

1.顎関節の安静は、顎関節が炎症を起こしている発症から1カ月ぐらいは必要です。ですが、それ以降の場合には安静が必要ない場合も多くあります

2.スプリントを装着することで食いしばりの癖が悪化する可能性が高い。

3.顎関節の動きが正常ではない状態(かみ合わせが合わない状態)で、スプリントを長期間装着すると顎関節の位置異常が固定され症状が悪化する可能性があります。この場合、顎関節症の悪化として咀嚼筋の筋力低下、顎内症の発症、顎関節のロッキングや開口障害、自律神経失調症併発などが考えられます。

このような理由から、顎関節症発症後3カ月以上経過した場合にはスプリント療法は好ましくないのではないかと考えています。

5.整体療法
 顎関節は、横から見ると骨盤の真上にあることが理想です。ですが、猫背の方の顎関節の位置は骨盤の上にありません。そのため、首の筋肉である胸鎖乳突筋・斜角筋・僧帽筋などが硬くなる傾向があります。これらの筋肉が硬くなることによって、咀嚼筋に無理な負担をかけ咀嚼筋障害が現れます。その結果、咀嚼筋の筋緊張亢進や顎関節の運動障害が見られるようになります。その結果、1型の顎関節症が発症します。
 猫背の場合には、1型の顎関節症から3型の顎関節症に移行するのが正常の方に比べると早い傾向があります。これを逆に考えると、姿勢を改善する事によって顎関節周辺の筋肉である咀嚼筋にかかる負担を軽減する事ができると考えられます。その結果、顎関節症の改善が見込まれます。

6.認知療法
 顎関節症が発症する原因にブラキシズム(歯ぎしりやくいしばり)、寝方の異常として横向き寝・うつぶせ寝、片噛み、頬杖等があります。これらの悪い癖は、身体のゆがみを引き起こしてしまいます。このゆがみが顎関節症を引き起こしてしまいます。そのため、自分自身でこれらの顎関節症が発症しやすい原因となる動作がある事を認識する必要があります。そして、悪い癖を取り除くことによって顎関節症の改善を早くする事が可能となります。
 ちなみに、くいしばりというと”力いっぱい噛みしめている状態”というイメージと思います。ですが、上下の歯の位置関係は1ミリ前後離れているのが正常です。つまり上下の歯が無意識の状態で接触しているだけで”くいしばり”が起こっているのです。 
 顎関節症の症状が進行すればするほど、『上下の歯は接触しているのが正常』と思われる方が増えてきます。その結果、意識的に上下の歯を接触させるようになります。これが顎関節症を悪化させることも考えられます。

このように、多くの治療法がありますがこの中から自分自身の顎関節症の原因に合った治療を受ける必要があります。わからない場合は、顎関節症の原因を専門家に聞いてみることをお勧めします。

顎関節症は、進行性の病気です。早期の治療開始が重要となります。

 顎関節症治療に当院を選ぶメリット

.顎関節症の状態がわかります。
 顎関節症になってしまった原因・顎関節症のパターンをわかりやすく説明します。あなた自身の顎関節症のパターンを知ることで必要な治療法や意味のない治療法を自分自身で判断できるようになります。

.最新の治療法
 当院は日本でトップクラスの顎関節症治療の経験を持ちます。これまでの経験からの考察し最新のより良い効果的な治療を受ける事ができます。軽度の症状であればマニュアル的な方法で改善することが可能です。ですが、慢性化している症状や中等度以上の症状の場合にはあなたの身体の状態にあった治療を行うことが改善のためには必要です。例えばマッサージ。○○式等とついていても、身体の外部から刺激を加える圧力が違ったり施術者の手や足など行う場所が違うだけのことがほとんどで結果はマッサージと同じです。マッサージは肉体疲労の改善には役立つかもしれませんが顎関節症の改善目的では無効と考えられています。

.アフターフォローが充実
 治療効果の維持と再発率が高いと考えられている顎関節症の再発を防ぐため、一人一人にあった体操やトレーニングを指導しています。

.全て国家資格所持者
 全て顎関節の構造や運動障害などの基本的な知識を有した医療系国家資格所持者による治療を行っています。「そんなの当り前では?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、恥ずかしながら無資格で治療に類似する行為を行っている人がいるのが現状です。

.全身のバランスを考慮
 顎関節症は全身のバランスが関与します。当院では、発症に影響するゆがみを矯正します。それによって、痛みの改善だけではなく再発予防を目指します。

.世界に認められた実力
 2012年8月 アメリカ合衆国オバマ大統領からGOLD AWARD
アメリカ合衆国大統領からのGOLD AWARD

 2015年7月 国連機関WHF(WORLD HUMAN FACILITY COMMUNITY)から顕彰
WHF

.顎関節矯正を行うことのできる数少ない治療院

当院での顎関節症治療

鍼灸治療当院では、顎関節症治療を整体療法・鍼灸療法で行っています。
治療法の選択法は、今現在の症状を改善するのに最も効果的な治療法を選択しています。このような治療法が受けたい等の御要望がある場合には御相談下さい。

鍼灸治療
鍼灸治療では、顎関節症に関連する咀嚼筋のバランス改善、痛みの解消を目的に治療を行います。
治療費 1回 5400円

整体療法
整体療法では、骨格のゆがみからおこる顎関節症の改善を目指し頭蓋骨矯正を行います。
治療費 1回 5400円
※1型(咀嚼筋性)顎関節症、顎関節症による痛みが強く現れているような場合には鍼灸治療の適応となります。

総合治療
整体療法と鍼灸治療を合わせて行います。身体の状態によっては過度な刺激となる為、行う事が出来ないこともあります。
治療費  1回 7560円

※初診時には初診料が別途2160円必要です。
※治療希望担当者がある場合には、ご予約の際にお申し出ください。
 (院長希望の場合には別途1080円必要です。)

顎関節症治療お喜びの声

30歳代 女性 Y・K様 大阪府大阪市在住
去年の6月に歯の矯正をして、10月に右奥歯の親知らずを抜きました。
 そこから頭に割れそうな痛みが毎日続き、町医者に行き、大病院を紹介してもらいCTを3回もとりましたが、原因がわからないまま手術をし、悪性なものは見つかりませんでした。頭痛薬を病院からもらい、毎日飲んでいましたが、頭痛が治まることはなく副作用でめまい等があり悩んでいました。
 そこで、自分でインターネットを調べ東洋医学治療センターを知り、診療をしてもらい原因が顎関節症による自律神経失調症である事がわかり安心しました。
 今では痛も改善し、たくさん飲んでいた頭痛薬も飲んでいません。

30歳代 女性 匿名希望様 大阪府大阪市在住
 歯医者さんで親知らずを抜いてから急に口が開かなくなってしまいました。そのことを、歯医者さんに相談すると「よくあることです。様子を見ていたらよくなりますよ。」と言われました。歯医者さんのいわれたとおりに、3ヶ月間様子を見ていたのですが一向によくなる気配なし。3ヶ月間の間に、アゴの痛みは強まり、首や肩にも痛みがでてきました。我慢ができずに歯医者さんをもう一度受診したところ、「それは親知らずを抜いたこととは関係がない。」と言われてしまいました。このように言われてしまい、どうしようもなくなってしまい不安でいっぱいでした。
 そこで、インターネットで顎関節症を調べたところ、ホームページを見つけ拝見させていただきました。正直なところ、「整体やハリは怖い」と思っていたのですが、「顎関節症の症状がひどくなるのをこのまま放っておくわけにはいかない」とおもい受診を決意しました。
 ハリ治療は思っていたより痛みもなく、顎関節症の痛みも徐々に改善してきました。それに伴って、首や肩の痛みもやわらぎ一安心してるところです。
 これからも、完全に治るまで治療を受けようと思います。よろしくお願いいたします。

30歳代 女性 大橋 雅美さん 大阪府大阪市在住
 長い間、顎関節症に悩まされ、今までいろいろな歯科や大学病院を受診しましたが、「スプリントを入れて様子を見ましょう」や歯を削って終わりというのがほとんどでした。顎関節症には治療法はないのかなとあきらめかけていました。
 でも試しに整体治療を受けてみようと、野村鍼灸整骨院を受診してみました。野村先生の診断で、猫背がひどいことと下顎骨が右に大きくずれてしまっているから右の顎関節に痛みがあるという事が分かりました。
 そして、顎の動きの矯正、骨盤の矯正と姿勢の矯正を受けました。最初はすごい怖かったですが、受けてみるとほとんど痛みもなく治療が終わりました。この治療を16回受けた時には、口が開くようになっていました。
 治療を終えた現在では、昔の顎の激痛や、首の痛み肩こりが嘘のように治り、とても快適な日々を過ごしております。助かりました。本当にありがとうございました。

20歳代 女性 T・Y様 兵庫県神戸市在住
 あくびをしただけですぐに顎が脱臼してしまいどうしていいのか困っていました。インターネットで調べていたら、自分が顎関節症かもしれないと思い野村鍼灸整骨院さんに来てみました。
 その結果、顎関節がゆがんでいると言われました。現在では、治療を7回受けてみて少し顎が安定してきました。
 大きな口をあけてご飯を食べることが私の夢です。
 そうなれるようによろしくお願いいたします。 

30歳代 女性 匿名希望様 大阪府大阪市在住
 お世話になっております。○○です。アゴの痛みが気になって仕事に集中できずにミスをしてしまい、いつも上司に怒られたり残業したりの繰り返しになっていました。
『もうこんな生活は嫌だ!』
と思い治療を受けようと決意しました。そこで、インターネットで顎関節症の治療を行っている病院を探しました。でも、病院の数が多すぎてどこに行けばいいのか・・・。そこで、顎関節症について一番詳しく書いてある野村鍼灸整骨院さんを受診させていただくことにしました。
 今日で、7回目の治療になります。おかげさまで、サンドイッチを食べようとしても口が開かず食べられなかった口が、今ではハンバーガーも食べることができるようになりました。また、その病院に行っても原因不明だっためまいもだいぶと改善してきました。あとは、顎関節症が原因で起こっている頭痛がなくなればもっと幸せです。
これからもよろしくお願いいたします。

お喜びの声ありがとうございました。

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鍼灸院ロゴ 大阪府大阪市淀川区新大阪の東洋医学治療センターです。最寄駅は、新大阪駅で徒歩8分です。当院は厚生労働省認可の治療院で、国家資格所持者による三叉神経痛の治療を行っております。
 当院はUniversity of Williamsburgから東洋医学に関する学位を取得、さらに日本で唯一のアメリカ合衆国大統領からGOLD AWARD国連機関のWHFからの顕彰を受賞した治療院です。

 当院では、厚生労働省認可の鍼灸治療院で、はり師、灸師の国家資格所持者のみによる三叉神経痛の治療を行っています。そのため、安全な治療を提供することができます。

 当院で行っている三叉神経痛の治療法は、鍼灸治療・カイロプラクティック療法です。

 当院では、全て日本製の使い捨てのハリを使用しています。使用するハリの太さは、0.2ミリ前後という髪の毛ぐらいの太さです。その為、痛みはほとんどありません。

受付時間
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完全予約制
休診日:水曜日・祝日
土・日曜診療:8:30〜19:00

line〒532-0004
大阪府大阪市淀川区西宮原1-6-36
TEL 06-6395-3366
日曜日も三叉神経痛の治療を行っております。

trigeminal nerve pain三叉神経痛

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mail info@nomuraseikotuin.com
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手技療法によって自然治癒力を最大限引きだし、根本からの改善をサポートする事をイメージしてます。